Windows 2000 シリーズはHyper-Vでサポートされています。ただしSP4に限りますが・・・
しかし、以下の制限があることに注意が必要です。
特にP2Vを行ってバーチャル環境に移す時には要注意
- 512Mの実メモリが必要
- SCSIコントローラーはサポートしていない
- 統合コンポーネント(仮想ゲストサービス)を導入するとシャットダウンやログオフに時間がかかる場合がある
1.についてはP2Vを行う際に Windows 2000 の場合はWinPEを使用して物理ディスクのデータを取り出しますが,WinPEの制限で512Mの実メモリが必要です。バーチャル環境では512Mの容量は必須ではありません。
2.に関してはハードディスクを5台以上つなげているような環境では問題になります。またKB958667の問題もあります。これはSCSIコントローラーを追加するとゲストOSがSTOPエラーとなる問題です。先ほどホストOSをSP2に上げたHyper-Vでテストしたところ起動はできました。ということでSP2ではSTOPエラーの問題は治っているようです。
ただしSTOPエラーは出ませんがOS的には無視されるようです。
ちなみにSCVMMでの設定はSCSIがつながっています。
3.に関してはKB959781の問題です。どうやらWMIとの相性があるらしく、WMIのサービスを停止すれば治るそうです。が、これを停止するとWindows Updateができなくなります。そこでホストをSP2にして確かめてみました。特に問題なくシャットダウンできますね。ただし、文章の表現として場合がある・・・とあるので本当にこの問題がSPによって解決したのかは定かではありません。少なくとも私の環境においてはこの問題は出ませんでした。
(追記)やはりシャットダウン時に現象出ました(涙)5分たっても落ちないよ~~~
(更に追記)また試しました。今度はうまくいく。先ほど落ちなかった際はCPUを無理やり2個に設定していたこともあり1個に戻したら問題なくシャットダウンできました。SCVMMからもVMビューからもうまくダウンしました。どうやら構成さえ問題なければ大丈夫なような気がします。
ということで、これらの注意点があることを認識してからHyper-V環境に移行しましょう。
また、Windows Server 2008 のSP2が提供されましたので適用をお勧めします。