Hyper-V 2.0 新機能~ネットワーク編その3

Hyper-Vにおける推奨のネットワーク構成としては、管理用ネットワークと仮想マシン用ネットワークを分けて構築しましょうということでした。

ではHyper-V1.0において具体的にどのように行うの?

  1. 物理NICを2枚用意する
  2. NIC1を管理用、NIC2を仮想マシン用とする
  3. Hyper-Vマネージャより仮想ネットワークマネージャを開き、NIC2に外部のネットワークを作成する
  4. ホストOSのネットワーク接続からNIC2にバインドされている仮想NICを無効化する

ポイントは4番の仮想NICを無効化するになります。これを行わないとNIC2で管理が行えてしまうからです。

ではHyper-V2.0では?

管理共有

Hyper-V2.0では、外部ネットワーク作成において新しいオプションが増えています。「管理オペレーティングシステムにこのネットワークアダプタの共有を許可する」です。

ということで実際には

  1. 物理NICを2枚用意する
  2. NIC1を管理用、NIC2を仮想マシン用とする
  3. Hyper-Vマネージャより仮想ネットワークマネージャを開き、NIC2に外部のネットワークを作成する
  4. 管理オペレーティングシステムにこのネットワークアダプタの共有を許可する」のチェックがないことを確認する

実は、Hyper-V2.0では「管理オペレーティングシステムにこのネットワークアダプタの共有を許可する」にチェックを入れないとホストOSのネットワーク接続に仮想NICは現れなくなりました。これは、いい変更ですね。

以上のように、より簡単に管理用と仮想マシン用のネットワークの分離ができるようになりました。

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