Hyper-Vにおける推奨のネットワーク構成としては、管理用ネットワークと仮想マシン用ネットワークを分けて構築しましょうということでした。
ではHyper-V1.0において具体的にどのように行うの?
- 物理NICを2枚用意する
- NIC1を管理用、NIC2を仮想マシン用とする
- Hyper-Vマネージャより仮想ネットワークマネージャを開き、NIC2に外部のネットワークを作成する
- ホストOSのネットワーク接続からNIC2にバインドされている仮想NICを無効化する
ポイントは4番の仮想NICを無効化するになります。これを行わないとNIC2で管理が行えてしまうからです。
ではHyper-V2.0では?
Hyper-V2.0では、外部ネットワーク作成において新しいオプションが増えています。「管理オペレーティングシステムにこのネットワークアダプタの共有を許可する」です。
ということで実際には
- 物理NICを2枚用意する
- NIC1を管理用、NIC2を仮想マシン用とする
- Hyper-Vマネージャより仮想ネットワークマネージャを開き、NIC2に外部のネットワークを作成する
- 「管理オペレーティングシステムにこのネットワークアダプタの共有を許可する」のチェックがないことを確認する
実は、Hyper-V2.0では「管理オペレーティングシステムにこのネットワークアダプタの共有を許可する」にチェックを入れないとホストOSのネットワーク接続に仮想NICは現れなくなりました。これは、いい変更ですね。
以上のように、より簡単に管理用と仮想マシン用のネットワークの分離ができるようになりました。