NIC Teaming + Hyper-V + VLAN 環境

さて、最近知ったことがあります。

それは、以前まで「NIC Teaming + Hyper-V + VLAN 環境」はうまく動かなかったことです。しかし、それが最近になって可能になったそうです。この情報はHPの小川さんから教えていただきました。また資料も提供していただき感謝です。

さて、ではそもそも、なぜ「NIC Teaming + Hyper-V + VLAN 環境」がダメだったのか?

スライド1

チーミングを行っていない状態で、VLANを使用するとホストOSのNICでVID Checkが行われ、VLANタグがはずされVSWでVLANを割り振ります。

しかし、チーミングを行うとどのような現象が起こっていたか?

スライド2

多くのベンダーではチームスタック上でVID識別を行うように設計されています。しかし、Hyper–V環境においてはこれが原因でVLANが使えないということが起こっていました。

それはチームスタック上でVLANタグがはずされてしまいホストOSでは、VIDが認識できないということが起こっていたそうです。結果的にVLANが使えないということになります。

そこでHewlett-Packardでは、この問題に対応するNICおよびドライバを提供したそうです。

Network Configuration Utility 10.10を使用すると次のようになります。

スライド3

NCU 10.10 で追加されたVLAN Promiscuous モードによって「NIC Team」と「Hyper-V ベースVLAN」が同時利用できるようになったそうです.

そもそも、チーミングに関してはベンダ依存なので、このようにベンダさんが頑張ってくれると便利になりますね!

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