さて、最近知ったことがあります。
それは、以前まで「NIC Teaming + Hyper-V + VLAN 環境」はうまく動かなかったことです。しかし、それが最近になって可能になったそうです。この情報はHPの小川さんから教えていただきました。また資料も提供していただき感謝です。
さて、ではそもそも、なぜ「NIC Teaming + Hyper-V + VLAN 環境」がダメだったのか?
チーミングを行っていない状態で、VLANを使用するとホストOSのNICでVID Checkが行われ、VLANタグがはずされVSWでVLANを割り振ります。
しかし、チーミングを行うとどのような現象が起こっていたか?
多くのベンダーではチームスタック上でVID識別を行うように設計されています。しかし、Hyper–V環境においてはこれが原因でVLANが使えないということが起こっていました。
それはチームスタック上でVLANタグがはずされてしまいホストOSでは、VIDが認識できないということが起こっていたそうです。結果的にVLANが使えないということになります。
そこでHewlett-Packardでは、この問題に対応するNICおよびドライバを提供したそうです。
Network Configuration Utility 10.10を使用すると次のようになります。
NCU 10.10 で追加されたVLAN Promiscuous モードによって「NIC Team」と「Hyper-V ベースVLAN」が同時利用できるようになったそうです.
そもそも、チーミングに関してはベンダ依存なので、このようにベンダさんが頑張ってくれると便利になりますね!