さて、今まであまり気にしていなかったものがありました。それは、BPAになります。
これは Windows Server 2008 R2 から追加されたツールで、それぞれのアプリの問題点やその対処方法をアドバイスしてくれるものになります。
このツールはサーバーマネージャーから操作します。
デフォルトの状態では
- Active Directory ドメインサービス
- Active Directory 証明書サービス
- Domain Name System (DNS) サーバー
- Remote Desktop Services
- Web サーバー (IIS)
のBPAが使用できます。
また、続々とBPAモジュールが提供されています。
- KB977238 : Hyper-V
- KB981111 : ファイル サービス
- KB981391 : Active Dreictory Rights Management サービス (AD RMS)
- KB977236 : DHCP サーバー
- KB981390 : Windows Server Update Services
- KB981392 : アプリケーションサーバー
- KB977239 : ネットワークポリシーとアクセス サービス
例えば、Hyper-VにBPAはありませんでした。
そこでHyper-V用のモジュールを追加してみると
このような感じでBPAが追加されます。
さて、なぜ今まであまり気にしたことがなかったか?
それはサーバーマネージャーを使用しての管理を行っていないからなんですよね。どうしても今までの癖で特定の管理ツールを開いての管理を行ってしまうのでこの画面を運用時は見ることがほとんどないということになります。ということで、BPAもそういえばあったな~程度にしか覚えていなかった。
さてこのツールの利用価値ですが
- 役割を新規に追加した後の設定確認
- 障害や問題発生時の事前切り分け
- 定期的な健康診断
のようなときに使用することが推奨されているようです。
このBPAに関する詳細な情報は
にありますのでご興味のある方は是非ご一読いただければと思います。