今回は、ホッテントリメーカーを使わずに題名を考えてみました。
今回は Windows Server バックアップが消えちゃうという現象です。
■現象
[役割と機能の追加]で「Windows Server バックアップ」をインストール後、「フェールオーバークラスタリング」の機能を削除(アンインストール)すると、「Windows Server バックアップ」のGUIツールも消えてしまう。
サーバーマネージャーで確認すると、Windows Server バックアップの機能自体はインストール済みになっており、またコマンドプロンプトからwbadminコマンドは実行できる。つまり、GUIツールのみ削除されている。
■原因
他のサービスをアンインストールするとき、そのサービスのGUIツールと一緒に「バックアップのGUIツール」も削除してしまっている。フェールオーバークラスタリングの削除のほか、DHCPサーバーサービスの削除でも同じ現象が起こるようだ。
■対応
RSATの機能管理ツールの中に「Windows Server バックアップ」があればまだいいのだが、これが無いので対応が面倒である。
対応策は、下記1か2である。
1. 「Windows Server バックアップ」の機能をいったん削除して、インストールし直す。
2.DHCPサーバーやNLBなどのサービスを(使わなくても)インストールしてから、削除。削除の際、確認画面の左下に表示される『管理ツールを削除する』のチェックボックスをオフにしてアンインストールすると、「Windows Server バックアップ」GUIツールが残る。
■予防策
DHCPサーバーとフェールオーバークラスタリングのサービスの削除でこの現象が起きるようだが、他のサービスの削除でも同じことが起きるかもしれない。「Windows Server バックアップ」をインストール後に何かのサービスを削除するときは、常に『管理ツールを削除する』のチェックボックスをオフにしてアンインストールするのが良いのかもしれない。
この件ではまっている技術者はけっこういるようだ。