Server」カテゴリーアーカイブ

VMM からの Hyper-V Cluster 構成

今回は VMM から Hyper-V Cluster 構成を行ってみました。

そもそも、System Center 2012 VMM よりこの機能はありました。そうです、ありましたが実は日本語環境では動かなかったのです!

なんとKBも出ています。なんともまあ、大人の事情でできるとは言っていませんでした。あくまでも機能がありますと(笑)

“Install cluster” job fails with Error 25310 when using the Japanese version of System Center 2012 Virtual Machine Manager
http://support.microsoft.com/kb/2685730/ja?wa=wsignin1.0

しかし、SC2012SP1 では問題なく動くということを聞きましたのでテストしてみました。

VMM コンソールより [ファブリック] を選択し、ラベルの作成から [Hyper-V] クラスターを選択します。

WS000000

続きを読む

VMM 導入後は Hyper-V や Cluster から仮想マシンの設定をしない

はい、意外と知らない方が多いので備忘録として載せておきます。

まずはKBが出ていたのでこちらをご覧ください。

System Center Virtual Machine Manager 2008 R2 または System Center 2012 Virtual Machine Manager で管理しているフェールオーバー クラスター、ホスト、仮想マシンの設定や構成を、フェールオーバー クラスター マネージャーや Hyper-V マネージャーから変更すると、データの不整合が発生する場合がある
http://support.microsoft.com/kb/2810814

要するに、VMM 以外のコンソールを使用して仮想マシンの設定変更を行うと、VMM データベースにその変更内容が更新されずに不整合が起こることがあります。

それを修復するには、いったん Hyper-V や Cluster をアンインストールして再参加させる必要があります。

よって、仮想マシンの設定変更は必ず、VMM コンソールから行うようにしましょう!

VMM エージェントのインストール

備忘録として載せておきます。

VMM エージェントのプッシュインストールが失敗する場合、ほとんどの原因がFWです。

これは昔から変わっていないな~。よくわからないのが、私の記憶が確かなら勝手に開けてくれることもあったんです。でも空けてくれない場合は手動でFW設定を変更しなくはいけません。

VMMエージェントFW

ファイルとプリンターの共有(SMB受信)

を許可します。たまにどれだっけ?と忘れてしまうことがあるのでね!

VMM Library Server のエラー

まずは、こちらをご覧ください。

library

SC2012SP1 の VMM でライブラリーサーバーを追加したときのエラーです。

ライブラリーサーバーの追加は出来たのですが、ファイルを認識していません。もしかして、ファイルが壊れたのかな?

とも思いましたが、ちゃんと使えるし・・・・

そしていろいろと確認してみると、ディスクがReFSでした。もしかして・・・ReFSは対応していなくてNTFSじゃないとダメなのかな?

そこで、ReFSからNTFSに変換できるのか調べてみましたが、どうやらダメみたい。逆もしかり・・・

一旦ファイルを退避して、NTFSで再フォーマットしてファイルを戻してみました。

ビンゴです!

ライブラリーはReFSは対応していませんでした。

System Requirements にはその様な要件は書かれていないな~

Virtual Machine Manager, System Center 2012 SP1 の Install

再度 Virtual Machine Manager, System Center 2012 SP1 の Install を行いましたので備忘録として載せておきます。

VMM 2012 SP1 の要件を確認します。

System Requirements: VMM Management Server

Windows Server 2012 が必須になっていますね。そして今回はSQLサーバーは SQL Server 2012 SP1 を使用します。

SQLサーバーのインストールを行いますが、その前に .NET Framework 3.5 をインストールしておきましょう。これはSQLサーバーが必要なコンポーネントなので先にインストールしておきます。インストールにはインターネット接続かメディアが必要になります。

WS000000

続きを読む

System Center 2012 SP1 におけるSQLの照合順序

System Center 2012 SP1 が出ていますが、SQLサーバーの照合順序に関してまとめているサイトが見当たりません。

そこで、現状で発見できた内容をまとめておきます。

SCCM
SQL_Latin1_General_CP1_CI_AS
http://technet.microsoft.com/en-us/library/gg682077.aspx

Orchestrator
SQL_Latin1_General_CP1_CI_AS
http://technet.microsoft.com/en-us/library/hh420361.aspx

Service Manager データベース
Japanese_XJIS_100_CI_AS
Service Managerデータウェアハウス
Japanese_XJIS_100_CI_AS

Operations Manager データベース
Japanese_CI_AS
Operations Manager データウェアハウス
Japanese_CI_AS

http://blogs.technet.com/b/systemcenterjp/archive/2012/11/28/3535133.aspx

DPM
記述なし
http://technet.microsoft.com/en-us/library/jj852163.aspx

VMM
記述なし
http://technet.microsoft.com/en-us/library/gg610574.aspx

App Controller
記述なし
http://technet.microsoft.com/en-us/library/gg696046.aspx

 

2013/2/28 追記

パートナー向け資料に日本語環境で使用するSQL照合順序の推奨が明記されました。

DPM

Japanese_CI_AS

VMM

SQL_Latin1_General_CP1_CI_AS

App Controller

Japanese_XJIS_100_CI_AS

 

ただし、他の照合順序でもサポートします。

 

となります。記述されていないものに関してはデフォルトの「Japanese_CI_AS」で問題ありません。

また、クラスター上に展開されているSQLをサポートしないものもありますので注意が必要です。これらのことからできる限り1製品1SQLサーバーという対になるような展開が安全かもしれません。

5分でわかるボリュームアクティベーション

最新情報は「KMS サーバーのインストールと運用について」で紹介しています。記事下のRelated Postsより、参照できます。

Windows 8 関連のホームページに「Windows 8 ボリューム アクティベーション ガイド」がリンクされていました。

今まで気が付かなかったのですが、すでに公開されていますのでやっとブログにも書こうと思います。ちなみにこのホワイトペーパーを書かせていただきました。なんだかんだで100ページ以上のボリュームになってしまいましたが、重要な要点のみをまとめてみます。

詳しい内容が知りたい方はダウンロードしてぜひ読んでみてください。

ライセンス認証とは OS が正規のものかを判断するものであり、ボリュームアクティベーションとはライセンス認証の仕組みになります。

ボリュームアクティベーションは Windows Vista 以降に登場し、現在の最新バージョンは 3 になります。

企業においてはボリュームライセンスを購入して導入することがほとんどだと思われます。このボリュームアクティベーションはボリュームライセンスを購入した企業が使用する仕組みということになります。

さて、最新のボリュームアクティベーションは Windows 8 や Windows Server 2012 に対応しています。

最新のボリュームアクティベーション方法としては次の3つの方法が提供されています。

  1. マルチ ライセンス認証キー (MAK) ライセンス認証
  2. キー管理サービス (KMS) ライセンス認証
  3. Active Directory によるライセンス認証

続きを読む

Cluster 検証~その4

ダイナミッククォーラムに関して

今回は次のようにテストしてみました。

Cluster-Network

ネットワークを分断させることによってどのような挙動になるかを確認します。ダイナミッククォーラムがきちんと動作すれば 2 ノード側のクラスターが停止し、3 ノード側が存続するはずです。

続きを読む