リモートアシスタンスとは、ユーザーが操作に戸惑った際にユーザーに代わって管理者に操作してもらう仕組みになります。
まずは Windows Intune 側の設定としては、ユーザーからリモートアシスタンスの要求があった場合に、メールで知らせてもらう設定を行います。
そのためにはWindows Intune の管理コンソールのワークスペースからアラートを選択します。
タスクより、[通知の設定を構成する]をクリックします。
ワークスペースの[アラーと通知]の[受信者]より、メールを受信するユーザーを登録します。
その後、ワークスペースの[アラーと通知]の[通知規則]の[リモートアシスタンス要求]に先ほど作成したユーザーを登録します。
これで管理者側の準備が整いました。
クライアント側ではWindows Intune Center を起動します。
Microsoft Easy Assist をクリックします。
そうすると、管理者コンソールにアラートが上がります。
そして登録したユーザーにメールが届きます。
このメールに記載されているリンクをクリックします。
Windows Intune の管理画面に接続するので、[ここをクリックして操作を実行]をクリックします。
管理者側の画面にはこのようなウインドウが立ち上がるので、[リモートアシスタンスの要求を受け入れる]をクリックします。
初めてその端末でリモートアシスタンスを行う場合は、アプリケーションがまだ存在しないのでアプリケーションをインストールします。
インストール後にセッションへの参加をします。
任意の表示名を入力して参加します。
そうすると、Easy Assist のアプリケーションが起動します。30秒~1分程度待つとユーザーも参加してきます。
そしてユーザー側の画面には
このようなダイアログボックスが表示されます。ここで[OK]をクリックすると
管理者側にユーザーの画面が表示されます。ただし、表示されただけなのでまだ操作はできません。そこで[操作を要求]をクリックします。
そうすると、ユーザー側には
このようなダイアログボックスが表示されるので、[はい]をクリックします。
そうすると、管理者側にこのようなダイアログボックスが表示され[OK]をクリックするとユーザー側の画面操作が可能になります。
このような流れでリモートアシスタンスが実現されていました。