Options属性の謎
MCP試験では、Active Directoryのサイトリンクについて問われることがあるようです。そこで、とある資料をみていると????というものがありました。
サイトリンクには「Options」属性があり、その値を「1」にすることで重要な情報の即時複製を行うとあったのですが具体的にどういうことか調べました。
options属性の設定値は下記の通り。
0x1 USE_NOTIFY
0x2 TWOWAY_SYNC
0x3 USE_NOTIFY | TWOWAY_SYNC
0x4 DISABLE_COMPRESSION
0x5 USE_NOTIFY | DISABLE_COMPRESSION
0x6 TWOWAY_SYNC | DISABLE_COMPRESSION
0x7 USE_NOTIFY | TWOWAY_SYNC | DISABLE_COMPRESSION
・USE_NOTIFY
Setting the Options attribute to 1 will enable change notification (USE_NOTIFY). The “Options” attribute is set to a (0x1) to enable Change notification which will bypass the Site boundaries replication schedule and frequency for inter-site replication.
参考サイト
ADサイトとサービス>該当のサイトリンクを右クリ>「属性エディタ」タブ>属性の[options]を選択し、編集>”1″または”0x1″と入力(どちらでも意味は同じ)すると・・・
サイト内複製と同様に「変更通知が有効になり、サイト間のレプリケーションスケジュールは無視され、サイト間でも変更通知に基づく複製が行われるようになる」ということでした。
ただし、これは即時反映とはいかないようでした。実際にこの設定を変更してから動作が確認できたのは1日後でした。
利用シナリオは
サイト作成の目的としてログオントラフィックの封じ込めを主としており、高速ネットワークでのWAN接続を行っているような企業でしょうね。この設定を行うことで、各サイトのユーザーは自身の所属するサイトのDCのドメインにログオンしますし、高速回線で各サイトが接続されているのでサイト内複製のような変更通知に伴うレプリケーションをサイト間複製で行えるようになります。