KMS ホストの要件
Windows10 の KMS ホストは、既存のサーバーを使用する際には注意が必要です。
Windows10の認証をサポートしているサーバーは Windows Server 2008 R2 以降(Windows7)Windows Server 2012 以降(Windows8)になります。よって以下の KMS ホストはサポートしません。
*2015年11月12日追記
どうやら状況が変わって、Windows7 と Windows Server 2008 R2 の KMS ホストも Windows10 の認証をサポートしたようです。
Update that enables Windows 7 and Windows Server 2008 R2 KMS hosts to activate Windows 10
Windows 7Windows Server 2008 R2- Windows Vista
- Windows Server 2008
- Windows Server 2003
これらのサーバーを使用している場合は、新たに KMS ホストを作成する必要があります。
そして、次の修正プログラムを適用する必要があります(既存の KMS サーバーも同様です)。
Update that enables Windows 8.1 and Windows 8 KMS hosts to activate Windows 10
Volume Licensing Service Center (VLSC) から Windows10 用のプロダクトキーをダウンロードして、インストールします。修正プログラムをインストールせずにライセンスキーを入力すると、以下のエラーが出るようです。
0xC004F015
Error details
0xc004f042 – SL_E_VL_KEY_MANAGEMENT_SERVICE_ID_MISMATCHThe Software Licensing Service determined that the specified Key Management Service (KMS) cannot be used.
参考情報:
Error 0xC004F015 when you try to activate Windows 10 Enterprise on a Windows Server 2012 R2 KMS host
以上のことから、Windows Server 2012 / 2012 R2 を KMS ホストとして運用する(Windows8 / 8.1 でもWindows10はクライアントなので クライアント認証専用 KMS ホストとして運用可能)必要があるので、基本的にボリュームライセンス認証ツールを使用することになるでしょう。このツールを使用すれば、ウィザードに従ってキーをインストールするだけで KMS ホストの構築が可能です。
Windows10 を MAK で認証後、KMS 認証に変更したい場合は KMS キーに変更します。
Appendix A: KMS Client Setup Keys
Windows10 の KMS キーが公開されていますので、参考にしてください。