細かい点なんですが、Hyper-V1.0のときはエクスポートした仮想マシンをインポートする際には、必ず目的の場所にコピーをしてからインポートしていました。その理由は1回インポートした仮想マシンは再度インポートできないのでその対策がひとつ。
もう一つは、エクスポートする際には外付けHDDなどに行う場合が多いです。その外付けHDDを別のHyper-Vがインストールされている物理マシンに接続し、インポート作業を行うことになります。もしこのままインポートを行ってしまうと、その外付けHDDが仮想化マシンの保存場所になってしまいます。これは困りますよね~
そんなことから、インポートする際にはエクスポートしたデータを目的の場所にコピーしてからインポートを行うということをしていました。
ではHyper-V2.0ではどうなったか?
「すべてのファイルを複製し、同じ仮想化マシンを再度インポートできるようにする」というオプションが付加されたんです。これで、今まで行っていたコピーする作業は自動的に行われることになります。
ここで注意が必要なのは、「仮想マシンをコピーする」チェックですが、この操作を行うと仮想マシンIDが新たに作られるだけで、インポートするゲストOSには変化がありません。ということはSIDの問題などがあるということになります。
また、インポートした仮想マシンの仮想ネットワークに外部接続ネットワークがつけられていた場合は、再設定が必要になるということでしょうか。