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Windows10 の OHub.exe エラー対処

Application エラーの対処

Windows10 をインストールしたすべての端末で Application ログで、気になるエラーを見つけました。

WS000013

障害が発生しているアプリケーション名: OHub.exe、バージョン: 16.0.6106.2350、タイム スタンプ: 0x55c40ea1
障害が発生しているモジュール名: ntdll.dll、バージョン: 10.0.10240.16430、タイム スタンプ: 0x55c59f92
例外コード: 0xc0000374
障害オフセット: 0x00000000000ea28c
障害が発生しているプロセス ID: 0x15e8
障害が発生しているアプリケーションの開始時刻: 0x01d0d565a3b8612a
障害が発生しているアプリケーション パス: C:\Program Files\WindowsApps\ Microsoft.MicrosoftOfficeHub_17.6106.23501.0_x64__8wekyb3d8bbwe\OHub.exe
障害が発生しているモジュール パス: C:\Windows\SYSTEM32\ntdll.dll
レポート ID: e4679277-8fa9-41f9-8235-191888b1f0c2
障害が発生しているパッケージの完全な名前: Microsoft.MicrosoftOfficeHub_17.6106.23501.0_x64__8wekyb3d8bbwe
障害が発生しているパッケージに関連するアプリケーション ID: Microsoft.MicrosoftOfficeHub

OHub.exe がエラーをはいているようです。調べてみるとどうやら、Windows10に入っているストアアプリのようです。

app

この「新しいOfficeをはじめよう」ってやつですね!動かしてみるとこんな感じです。

WS000012

うん、全く必要なし(笑)

ということで、タイルを右クリックし、アンインストールしましょう。これで、エラーログが出なくなりました。

 

 

Windows10のエクスプローラのファイル履歴を表示しない

Windows10 のエクスプローラーはかなり使いやすくなった半面、余計なことしてくれるな!と思われる方もいるかもしれません。クイックアクセスはその最たるものではないでしょうか?

2015-07-31_101823

確かによく使用するフォルダーや最近使用したファイルからアクセスしますが、便利な反面、セキュリティ的にはこんなファイル使っていたの?となるかもしれません。

そこで、この最近使用したファイルを表示させなくするにはどうするか?

コントロールパネルより「エクスプローラーのオプション」を開きます。

2015-07-31_102407

プライバシーの2つのチェックを外します。そうすると、このようになります。

2015-07-31_102613

確かに、最近使用したファイルは表示されなくなりました。しかし、よく使うフォルダーは表示されていますね。なぞですw

 

Microsoft Edge にお気に入りを追加する

Microsoft-Edge-Windows10-Browser

Windows 10 のデフォルトブラウザは Microsoft Edge になっています。かなり高速にブラウジング可能なので今後はこのブラウザをメインで使うのでしょうね。

そこで、気になるのは、シンプルなのはいいのですがお気に入りが入っていない。まあ、IEを使っていたのだから当たり前か。ということで、IEで使用していたお気に入りを追加するには・・・

メニューバーのハブアイコンをクリックします。(三本線のアイコンです)

WS000010

お気に入りのインポートをクリックします。

WS000011

IE にチェックが入っていることを確認して、インポートをクリックします。

これで、お気に入りが追加されました。

 

 

 

Windows10 アップグレード後のお掃除

Windows 10 アップグレード後のお掃除をするには?

Windows 8.1 から Windows 10 にアップグレードしました。実は、Windows 8.1 に戻すこともできます。スタートメニューから「設定」「更新とセキュリティ」「回復」から行うことができす。

回復1

こちらのメニューには Windows 8.1 に戻すがありますね。しかし、よく読んでみると Windows 10 にアップグレードしてから1か月のみ使うことができると書いてあります。ということは、1か月後はもう使えません。 実は Windows 8.1 のデータは C:\Windows.old に入っているのです。これって結構な容量を使っています。Windows 10 にアップグレードしたことによって C ドライブの容量が厳しくなっていませんか?このフォルダーを安全に削除するためのツールがあります。

コントロールパネルを開き、「管理ツール」「ディスククリーンアップ」を起動します。

ディスククリーンアップ1

システムファイルのクリーンアップをクリックします。

ディスククリーンアップ2

以前の Windows のインストールをチェックします。

ディスククリーンアップ3

一時 Windows インストールファイルをクリックします。

これで「OK」をクリックして実行すれば、大幅なディスク節約につながります。しかし、進めていけばわかるのですが、Windows 8.1 に戻すことはできなくなります。

WS000008

無事終了すると、Cドライブの容量が解放されています。

また、「更新とセキュリティ」「回復」を見てみます。

回復2

Windows 8.1 に戻すがなくっていることがわかります。まあ、この作業は1か月後に行ってもいいですが、二度とWindows8.1 に戻すことがないよという方はぜひお試しあれ。

 

 

Windows 8.1 Enterprise から Windows 10 Enterprise へのアップグレード

upgrade keyboard

 

Thinkpad X201s の Win8.1Ent を Win10Ent へアップグレード

まだまだ現役のThinkpad X201sのWin8.1Ent を Win10Ent へアップグレードしてみました。

Windows 8.1 Enterprise は巷で話題の自動アップグレードには対応していません。よって、ISO ファイルをダウンロードしてアップグレードインストールしてみました。

Windows10

そして分かったことは、ほとんどのドライバーは問題なく使用できています。ただし、Intel Centrino Advanced-N + WiMAX 6250 だけが!になります。Windows 10 用のドライバーを探したのですが見当たりませんでした。

ドライバー

 

しかし、ワイヤレスは動いています。多分、WiMAXがダメだと思われます。使っていないので良しとします。

後は、ライセンス認証は引き継がれませんでした。

ライセンス認証

 

ということで、Windows 10 Enterprise は Windows 10 Enterprise用ライセンスキーの入力をして、ライセンス認証する必要があるようです。

メディア作成ツール を使用した Windows10 へのアップグレード

Wallpaper-Windows10

Windows 10 が公開されました

Windows 10 のアップグレードを予約していないかたは、Windows 10 へのアップグレードは当分は高みの見物と思っていませんか?

Windows 10 のアップグレードは無料で行えるので、こちらのページから予約しましょう。そうすれば、準備が整ったタイミングでアップグレードされます。

予約をしていなくても、Windows 10 へのアップグレードができるツールが提供されました。

しかし、マイクロソフトでは Windows 10 の予約をしてアップグレードすることを推奨していますね!ということで、普通の方法ではいやだ!というかた、または、ISOファイルがほしいという方はメディア作成ツールをダウンロードしましょう。

メディア作成ツール

このツールでできることは以下の通り

  • ダウンロードをできるだけ短時間で実行するためのファイル形式を採用。
  • USB または DVD 用のメディア作成オプションを標準提供。
  • ISO ファイル形式にオプションで変換可能。

Windows 10 のダウンロード

WS000000

このような画面から始まります。

が、Windows 8.1 Enterprise はダメみたい・・・・

MSDN で ISO ファイルが提供されていたのでそちらからチャレンジしてみます。

WDSを使用したWindows8.1のライトタッチインストール

maxresdefault

WDSを使用した展開に関して

@ITに Windows Deployment Service (WDS) を使用した Windows 8.1 の展開について記事を書かせていただきました。一部のかたより要望がありましたのでライトタッチインストールについて詳しく書いていきます。

現在掲載されている記事リスト

Windows展開サービスで大量のクライアントPCを一気に展開する(1)

Windows展開サービスで大量のクライアントPCを一気に展開する(2)

Windows展開サービスで大量のクライアントPCを一気に展開する(3)

展開の種類

展開の種類は大きく分けて次の3つに集約されます。

  • ハイ タッチ インストール
  • ライト タッチ インストール
  • ゼロ タッチ インストール

ハイタッチインストールは展開中に多くのユーザー操作が必要になります。インストールメディアからインストールするのを「フルタッチ」といいます。ハイタッチインストールではドライバーやアプリケーションのインストールおよびカスタマイズが行われていない状態でのインストール作業になります。よって、大量展開では通常使用されません。

ライトタッチインストールとは、ユーザーによる展開の管理と監視が必要ですが、繰り返しのステップやプロセスを除外することで、展開の効率をアップします。要するに、極力ユーザー操作を排除した展開手法ということになります。

ゼロタッチインストールとは、その名の通りユーザーの介入なしにインストールを行うことです。通常、SCCMを使用した展開作業を示します。

何をバイパスさせるか?

そもそも、展開においてどのようなプロンプトを要求されるかを理解しないといけません。よって、今回はWindows8.1の参照コンピューターのイメージ取得はできていると仮定して話を進めます。もし、この段階で話が分からない場合は先に記述した@ITの記事を参照してください。

キャプチャイメージ(展開イメージ)を応答ファイルなしの状態で展開してみます。

1.最初にロケールなどを聞かれます。

1

2.WDSサーバーへ接続するための資格情報の入力を求められます。

2

3.展開するイメージを選択します。

3

4.Windowsをインストールするディスク構成を設定します。

4

5.インストールが開始します。

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6.インストールが終了し、起動します。地域と言語を入力します。

6

7.ライセンス条項に同意します。

7

8.コンピューター名を入力します。

8

9.設定を選択します。

9

10.アカウントの選択で新しいアカウントを作るを選択します。

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11.マイクロソフトアカウントは使用しないので、Microsoftアカウント使わずにサインインするを選択します。

11

ログオンするアカウントを選択します。

12

これで、インストール完了です。

応答ファイルの作成

さて、今回目標とするのはPEXブート後に、キャプチャファイルの選択(手順3)のみを行いWindowsまで起動する応答ファイルです。ここで、次の要件を定義します。

  • インストールするディスク構成は、通常インストールと同様にする
  • 初回起動はadministaratorアカウントとする
  • コンピューター名はランダムで作成し、起動後に変更する
  • ドメインには入らない

この要件を満たした 応答ファイル は次のようになります。

さて、ポイントとしては次になります。

今回はディスク構成を自動化する際、BIOS/MBRとしました。

Windows PE セクションで先に紹介した1、2、4の手順のバイパスをしていることです。

1のバイパスの手順は、Windows SIM ではこちらになります。

WS000017

WS000018

ここからはディスク構成の自動化です。

WS000020

先頭のディスク作成

WS000021

残りのディスク作成

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先頭ディスクの構成

WS000023

OSをインストールするディスクの構成

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インストールディスクの指定

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ここはWDSサーバーへログオンするための資格情報になります。

WS000028

(おまけ)デフォルトプロファイルのコピーですね。ここでのポイントはWindows SIMでは、Windows-Shell-Setup配下にコンポーネントができてしまうので手動で削除することです。残したままだと検証エラーが大量に発生しますw

WS000029

ここまでが、WDSによるWindowsインストールの自動化になります。展開後の起動時に行われるプロセスである、残りのoobeSystemセクションの説明は@ITの記事(WDSの3回目)で解説しています。

また、Windows SIMによって作成された応答ファイルですが

<?xml version=”1.0″ encoding=”utf-8″?>

から始まっていると思います。しかし、なぜか encoding=”utf-8″ があると応答ファイルが読み込まない現象が発生しました。よって、この文を削除して対処しました。本来は、これがあっても問題ないはずなのですが・・・

更なるカスタマイズ

コンピューター名の変更や、ドメインへのログオンなどが考えられますね。応答ファイルを使用すればできます。また、初回起動時に実行させるスクリプトを仕込んでおけばかなり柔軟なセットアップが可能になります。SCCMがなくてもゼロタッチに近いライトタッチインストールがWDSで行うことができますね。

IE 11 の右クリックで検索を Google にするには

IE の右クリックメニュー変更

IE 11 で Google ツールバーを導入しています。そして、よく行うのが特定の単語を選択して、右クリックして検索という動作になります。その際 Google が表示されていたのですが、なぜか変わっていました。

検索

どうやらフリーソフトを入れた際に勝手に変わってしまったようです。そこでデフォルトの検索エンジンを変更します。

  1. IE11の右上[ツール(O)]-[アドオンの管理(A)] をクリックします。
  2. [検索プロバイダー(S)] を選択します。
  3. [アドオンの管理]画面の左下から、[追加の検索プロバイダーを検索(F)…] をクリックします。
  4. [アドオン]より[Google ウェブ検索] を選択します。
  5. [Internet Explorer に追加] ボタンをクリックします。
  6. [検索プロバイダーを追加します]ウィンドウが表示されたら、[既定の検索プロバイダーに設定する(M)] チェックボックスをオンにします。
  7. [追加] をクリックします。

Google が既定の状態になりました。これで、変更は完了です。

WS000007

アクセラレータの追加

ついでにアクセラレータの追加を行います。今回はGoogleマップを追加してみます。ただし日本語のアドインとしては現在のところないので英語のものを使用します。

  1. IE11の右上[ツール(O)]-[アドオンの管理(A)] をクリックします。
  2. [アクセラレータ(A)] を選択します。
  3. [アドオンの管理]画面の左下から、[追加のアクセラレータを検索(F)…] をクリックします。
  4. IE11の右上の「日本語」をクリックし、「United States(english)」を選択します。
  5. 検索エリアで[Google] と入力して検索します。
  6. [Google Maps] の [Add to Internet Explorer] ボタンをクリックします。

    WS000010

  7. [Add to Internet Explorer] ボタンをクリックします。
  8. [検索プロバイダーを追加します]ウィンドウが表示されたら、[既定の検索プロバイダーに設定する(M)] チェックボックスをオンにします。

    WS000009

  9. [追加] をクリックします。

これで追加されました。結果次のようにカスタマイズができました。

検索1

 

 

 

 

VAMT を使用したライセンス管理 – Part2

プロキシ ライセンス認証

今回はネットワークが隔離された環境を想定して、MAK ライセンス認証を VAMT を使用して行ってみます。環境としては、隔離された環境に VAMT を配置します。そして、製品の検出、コンピューターのライセンス情報収集、プロダクトキーのインストールまでを行います。

ここまでの手順は前回投稿した

VAMT を使用したライセンス管理 – Part1

を参考にしていただければいいかと思います。

VAMT データの .cilx ファイルへのエクスポート

隔離された環境の VAMT で [Actions] ウィンドウの [Export list] をクリックし、[Export List] ダイアログ ボックスを開きます。

[Export List] ダイアログ ボックスの [Browse] をクリックして .cilx ファイルがある場所を参照するか、データのエクスポート先の .cilx ファイル名を入力します。

[Export options] のデータ型オプションの中から、次のいずれかのオプションを選びます。

[Export products and product keys]
[Export products only]
[Export proxy activation data only]

[Export proxy activation data only]オプションを選ぶと、プロキシ Web サービスがマイクロソフトから CID を取得するために必要なライセンス情報のみがエクスポートされます。この場合、エクスポート先の .cilx ファイルに個人を特定できる情報 (PII) が含まれることはありません。このオプションは、企業のセキュリティ ポリシーで、分離されたラボの外へコンピューターまたはユーザーを特定できる情報を転送することが許可されておらず、コア ネットワークの VAMT ホストへ転送する .cilx ファイルにこの種類のデータを含めないようにする必要がある場合に使います。

エクスポート対象の製品を選び、データベースからのデータ セット全体を選んでいない場合は、[Export selected product rows only] チェック ボックスをオンにします。

Export List

[Save] をクリックします。データをエクスポートする間、VAMT に進行状況を表すメッセージが表示されます。エクスポートが正常に完了したことを示すメッセージが表示されたら、[OK] をクリックします。

ホスト コンピューターのハード ドライブ上のファイルに一覧をエクスポートした場合は、ディスク ドライブ、CD、DVD、USB 記憶装置などのリムーバブル メディアにそのファイルをコピーします。

インターネットに接続された VAMT でマイクロソフトからの確認 ID の取得

インターネットに接続された VAMT で [Actions] ウィンドウの [Acquire confirmation IDs for CILX] をクリックし、[Acquire confirmation IDs for file] ダイアログ ボックスを開きます。

[Acquire confirmation IDs for file] ダイアログ ボックスで、隔離された VAMT からエクスポートした .cilx ファイルを指定します。VAMT がマイクロソフトに問い合わせ、CID を収集している間、”Acquiring Confirmation IDs” というメッセージが表示されます。

CID の収集処理が完了すると、正常に取得できた確認 ID の数と ID の保存先ファイルの名前が示された “ボリューム ライセンス認証管理ツール” メッセージが VAMT に表示されます。[OK] をクリックして、このメッセージを閉じます。

CID の収集処理

隔離された VAMT へ.cilxファイルのインポート

.cilx ファイルをコピーし、隔離された VAMT へ貼り付けます。[Actions] ウィンドウの [Import list] をクリックして、[Import List] ダイアログ ボックスを開きます。

[Import list] ダイアログ ボックスで、CID を保存した .cilx ファイルの場所を参照し、ファイルを選んでから [Open] をクリックします。[OK] をクリックするとファイルがインポートされ、ファイルからのデータがデータベース内のデータと競合する場合は、データベースのデータが上書きされます。

インポート01

CID の適用と分離されたラボのコンピューターのライセンス認証

[Selected Items] メニューの [Activate] をクリックします。次に、[Apply Confirmation ID] をクリックし、適切な資格情報オプションを選びます。[Alternate Credentials] オプションをクリックすると、代わりに使うユーザー名とパスワードを入力するように求められます。

選んだ製品に対して CID をインストールしている間、VAMT に [Applying Confirmation Id] ダイアログ ボックスが表示されます。VAMT で CID のインストールが終了すると、ダイアログ ボックスの [Action Status] 列に状態が表示されます。[Close] をクリックして、ダイアログ ボックスを閉じます。ダイアログ ボックスが表示されたときに、[Automatically close when done] チェック ボックスをオンにしておくこともできます。

CIDライセンス認証01

状態は、中央のウィンドウの製品の一覧ビューの [Status of Last Action] 列にも表示されます。これで隔離された環境のコンピューターに対してライセンス認証を行うことができます。

CIDライセンス認証02

 

 

 

VAMT を使用したライセンス管理 – Part1

VAMT を使用したライセンス管理

ボリューム ライセンス認証管理ツール (VAMT: Volume Activation Management Tool) を使用して MAK や KMS の認証を管理することができます。通常はボリュームライセンス認証ツールを使用して管理しますが、こちらのツールで管理できるのは AD 認証および KMS になります。

よって VAMT を使用する理由としては隔離された環境や MAK の管理をしたい場合ではないでしょうか。

2015年3月現在、VAMTのバージョンは3.1になります。バージョン3.0との機能的な違いはありませんが、バージョン3.1には複数の重要な修正プログラムと更新プログラムが含まれています。

VAMT は、Windows 8.1 Update 用 Windows アセスメント & デプロイメント キット (Windows ADK)に同梱されています。VAMT は SQL サーバーが必要ですので既存環境にない場合は一緒に SQL Server Express もインストールしましょう。

VAMTの要件も確認しておきましょう。

VAMTのインストール

 インストールが完了したらDBと接続します。初回起動時に作成します。

VAMTのDB作成

VAMTを使用した認証

ドメインに参加しているコンピューターであれば、KMS サーバーを使用することができるでしょう。そこで今回は、ワークグループのクライアントに対して VAMT を使用した MAK による認証を行ってみます。

クライアントの準備

ワークグループのクライアントコンピューターを VAMT で管理するためには次の手順が必要です。

  • クライアント コンピューターのファイアウォールで例外が設定されている必要があります。
  • ワークグループ内のコンピューターに対してレジストリ キーが作られ、適切に設定されている必要があります。設定されていない場合、Windows(R) ユーザー アカウント制御 (UAC) でリモート管理操作が許可されません。

FW設定はWMIを許可します(すべてのプロファイルであるドメイン、プライベート、パブリックを選択します)。

  • Windows Management Instrumentation (非同期受信)
  • Windows Management Instrumentation (DCOM 受信)
  • Windows Management Instrumentation (WMI 受信)

FW

VAMT がアクセスできるように以下のレジストリを編集します。

HKLM\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Policies\system

値の名前: LocalAccountTokenFilterPolicy
種類: DWORD
値のデータ: 1

コマンドで行う場合は次の通り

reg add “HKLM\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Policies\system” /v LocalAccountTokenFilterPolicy /t REG_DWORD /d 1 /f

これでクライアント側の準備完了です。

製品の検出

[Discover Products] ダイアログ ボックスの [Search for computers in the Active Directory] をクリックして検索オプションを表示し、使う検索オプションをクリックします。Active Directory ドメイン内のコンピューターの検索、個々のコンピューター名または IP アドレスによる検索、ワークグループ内のコンピューターの検索、または一般的なライトウェイト ディレクトリ アクセス プロトコル (LDAP) クエリによる検索を行うことができます。

製品の検出

コンピューターのライセンス情報収集

現在のライセンス情報を収集します。 [Update license status] をクリックし、資格情報オプションをクリックします。更新する製品で、コンピューターへのログオンに使った管理者の資格情報と異なる資格情報が必要な場合にのみ、[Alternate Credentials] をクリックします。

 状態の検出

ライセンス認証のためにプロダクト キーが必要なコンピューターを簡単に見つけることができるように、製品の一覧を並べ替えることができます。中央のウィンドウの上部のメニュー バーの [Group by] をクリックし、次に [Product][Product Key Type]、または [License Status] をクリックします。

[Product Keys] ノードをクリックし、右側のウィンドウの [Add Product Keys] をクリックして、[Add Product Keys] ダイアログ ボックスを開きます。更に、[Refresh product key data online] をクリックしてマイクロソフトへの問い合わせを実行し、MAK が対応しているライセンス認証カウントの残りの数を取得します。

プロダクトキー

プロダクトキーのインストール

[Products] の一覧ビュー ウィンドウで、キーをインストールする必要がある製品をそれぞれ選びます。複数の製品を選ぶには、Ctrl キーまたは Shift キーを使います。

キーインストール1

右側のウィンドウの [Selected Items] メニューの [Install product key] をクリックし、[Install Product Key] ダイアログ ボックスを開きます。[Select Product Key] ダイアログ ボックスに、インストールに使うことができるキーが表示されます。

[Recommended MAKs] の下には、選んだ製品に応じて、VAMT によって推奨される 1 つ以上の MAK が表示されます。MAK をインストールする場合は、推奨されたプロダクト キーを選ぶことも、[All Product Keys List] の別の MAK を選ぶこともできます。

MAK 以外をインストールする場合は、[All Product Keys] ボックスの一覧のプロダクト キーを選びます。インストールするプロダクト キーを選び、[Install Key] をクリックします。一度にインストールできるのは 1 つのキーのみです。

この際、クライアントにアクセスするので現在の資格情報と異なる場合は、[Use Alternate Credentials] にチェックを入れることを忘れないでください。

キーインストール3

 クライアントに接続するためのダイアログボックスが表示されるので、ユーザーID、パスワードを入力し、[OK] をクリックします。

キーインストール4

その後、キーがインストールされます。

キーインストール5

クライアントのライセンス認証

選んだコンピューターを右クリックして [Action] メニューを表示し、[Activate][Online activate] の順にポイントすることもできます。現在の資格情報を使ってプロダクト キーのライセンス認証を実行する場合は、[Current credential] をクリックし、現在使っている管理者の資格情報と異なる資格情報が必要な製品のライセンス認証を実行する場合は、[Alternate credential] オプションをクリックします。

[Activate] オプションを使うと、インターネット経由でマイクロソフトの製品ライセンス認証サーバーに接続し、選んだ製品のライセンス認証を要求します。操作が完了するまで、VAMT には、[Activating products] ダイアログ ボックスが表示されます。

アクティベーション1

これでオンラインアクティベーション完了です。

アクティベーション2