App-V検証~その3 アプリ配信及びトラブル対応

実は配信作業でトラブルがあって、それを解消するまでに3日もかかってしまいました。まあ、それのおかげでApp-Vの仕組みが分かってきたのでよしとしましょう。

ではどのようなトラブルだったのか?

クライアントとの通信はできていて、アイコンは表示されています。しかし、アプリのダウンロードがうまくいかないという現象です。更にデフォルトアプリに関してはうまくダウンロードができるのです。

このエラーに関しては、KBが見つかりました
Error message when the SoftGrid Client tries to start an application: “Error code: xxxxxx-xxxxxx0A-20000194”
http://support.microsoft.com/kb/930614/en-us

結論から申しますと、デフォルトのcontentフォルダがそのまま使用されていたのが原因でした。インストールの際に変更したと思っていたのですが、何度も繰り返しインストールを行っていたこともあり変更されていなかったのです。判ってみたら簡単なことで、osdファイルはHTTP経由でのダウンロードで、これはIISでの設定になります。しかし、sftファイルはrtsp経由でApp-Vサーバー側の設定なのです。

contentフォルダに関してはApp-Vコンソールからの変更はできません。

では、どこで変更するのか?

WS000041

OSが64ビット版の場合、HKLMSoftwareWow6432NodeMicrosoftSoftGrid4.5ServerSOFTGRID_CONTENT_DIRを変更します。

WS000040

これでcontentフォルダが変更になります。サービスを再起動することによって反映されます。

では、アプリケーションの登録です。

WS000042

通常はsprjファイルを使用してアプリケーションを登録します。パッケージから登録する方法もありますが、そうすると、各種設定を手作業で登録することになり面倒ですのでね。今回はOfficeを登録します。

この際の注意点としては、contentフォルダに対してシーケンス処理を行ったファイルを全てコピーしなくてはいけないということです。更に、osdファイル設定を行う際に[展開]タブでパスを記載しましたが、そのパス構成に合わせたフォルダ構成にしないといけません。ですので今回はoff2k7-vというフォルダをcontentフォルダ配下に作成して、シーケンスしたファイルを全てコピーしました。

WS000043

そうすると、オフィスアプリが登録されます。同時にパッケージも登録されます。

WS000044 WS000045

WS000046 WS000047

登録されたアプリに対してそれぞれ設定をしますが、まあ、デフォルトのままでもいいでしょう。全ての設定が完了したらクライアントを起動して確認です。

WS000019

これが苦心の作。Office 2003がMED-V、Office 2007がApp-Vでの動作になります。

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