Application」カテゴリーアーカイブ

VMM Library Server のエラー

まずは、こちらをご覧ください。

library

SC2012SP1 の VMM でライブラリーサーバーを追加したときのエラーです。

ライブラリーサーバーの追加は出来たのですが、ファイルを認識していません。もしかして、ファイルが壊れたのかな?

とも思いましたが、ちゃんと使えるし・・・・

そしていろいろと確認してみると、ディスクがReFSでした。もしかして・・・ReFSは対応していなくてNTFSじゃないとダメなのかな?

そこで、ReFSからNTFSに変換できるのか調べてみましたが、どうやらダメみたい。逆もしかり・・・

一旦ファイルを退避して、NTFSで再フォーマットしてファイルを戻してみました。

ビンゴです!

ライブラリーはReFSは対応していませんでした。

System Requirements にはその様な要件は書かれていないな~

Virtual Machine Manager, System Center 2012 SP1 の Install

再度 Virtual Machine Manager, System Center 2012 SP1 の Install を行いましたので備忘録として載せておきます。

VMM 2012 SP1 の要件を確認します。

System Requirements: VMM Management Server

Windows Server 2012 が必須になっていますね。そして今回はSQLサーバーは SQL Server 2012 SP1 を使用します。

SQLサーバーのインストールを行いますが、その前に .NET Framework 3.5 をインストールしておきましょう。これはSQLサーバーが必要なコンポーネントなので先にインストールしておきます。インストールにはインターネット接続かメディアが必要になります。

WS000000

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System Center 2012 SP1 におけるSQLの照合順序

System Center 2012 SP1 が出ていますが、SQLサーバーの照合順序に関してまとめているサイトが見当たりません。

そこで、現状で発見できた内容をまとめておきます。

SCCM
SQL_Latin1_General_CP1_CI_AS
http://technet.microsoft.com/en-us/library/gg682077.aspx

Orchestrator
SQL_Latin1_General_CP1_CI_AS
http://technet.microsoft.com/en-us/library/hh420361.aspx

Service Manager データベース
Japanese_XJIS_100_CI_AS
Service Managerデータウェアハウス
Japanese_XJIS_100_CI_AS

Operations Manager データベース
Japanese_CI_AS
Operations Manager データウェアハウス
Japanese_CI_AS

http://blogs.technet.com/b/systemcenterjp/archive/2012/11/28/3535133.aspx

DPM
記述なし
http://technet.microsoft.com/en-us/library/jj852163.aspx

VMM
記述なし
http://technet.microsoft.com/en-us/library/gg610574.aspx

App Controller
記述なし
http://technet.microsoft.com/en-us/library/gg696046.aspx

 

2013/2/28 追記

パートナー向け資料に日本語環境で使用するSQL照合順序の推奨が明記されました。

DPM

Japanese_CI_AS

VMM

SQL_Latin1_General_CP1_CI_AS

App Controller

Japanese_XJIS_100_CI_AS

 

ただし、他の照合順序でもサポートします。

 

となります。記述されていないものに関してはデフォルトの「Japanese_CI_AS」で問題ありません。

また、クラスター上に展開されているSQLをサポートしないものもありますので注意が必要です。これらのことからできる限り1製品1SQLサーバーという対になるような展開が安全かもしれません。

Lync の連絡先カードに関して~Part2

前回はE164形式に変換することによって、連絡先カードに電話番号を表示させることができることを書きました。

User1-設定

実は、この連絡先カードの情報はADに電話番号が入っていないのであれば、ユーザー自身で記入することもできます。

とはいえ、全てのユーザーがこのような入力を行うのは難しいですよね~

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Virtual Machine Servicing Tool 3.0 環境を構築する

SCVMMの補完ツールとして、Virtual Machine Servicing Toolがあります。

これは自動的にオフラインのマシンに対して更新プログラム等を適用させるツールになります。今までのバージョンではオフラインとは言っても、実際には仮想マシンを起動させて更新プログラムを適用させることを行っていました。

しかし、ある課題がありました。それは、Sysprep済みのイメージはこの仕組みではうまくいかないということです。

そこで、最新バージョンであるVirtual Machine Servicing Tool 3.0 ではDISMの機能を使用して実際に端末を起動しなくても更新プログラムなどを適用できる仕組みを提供しています。

ただし、この機能を使用できるのはWindows Server 2008 R2 or Windows7 になります。なぜなら、DISMをサポートしているのはこれらのOSからだからです。

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App-V検証~その5 Office 2010 をシーケンス処理する(改訂版)

Office 2010のシーケンス処理に関しては下記情報を参考に行います。

Prescriptive guidance for sequencing Office 2010 in Microsoft App-V
http://support.microsoft.com/kb/983462/en-us

ここにも書かれていますが、あくまでもシーケンス処理の一つの方法として記載されています。使用する環境に合わせてカスタマイズする必要があります。

*今回はWindows7(32ビット)に配信するため、仮想環境にWindows7を用意しSequencer 4.6 を導入しています。
*Microsoft Office Professional 2010のボリュームライセンス版を用意します。

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App-VをWindows Server 2008 R2に入れた際に起きるトラブル?

先日 MDOP 2010 Refresh を Windows Server 2008 R2 に新たに環境を作成しなおしました。

App-Vに関してはサーバーはバージョンアップはされていないので4.5 SP1が入っています。クライアント及びシーケンサーがApp-V 4.6となっています。これでやっとOffice 2010 RTMが正式サポートされました(64Bit版のOSに対しても)

そして普通にサーバー設定も終わり何事もなかったのですが・・・

サーバーを再起動すると次のようなことが起こりました。

App-Vのコンソールを起動するとこのような画面が出てOKをクリックすると次の画面になります。

WS000038

が~ん

WS000039

これでOKを押しても画面は起動するのですが、サーバーには接続しません。よって、操作が全くできなくなるのです。

たまたまこのようなことが起こったのかな~なんてあまり気にしていなかったのですが先日TFのイベントで同様のことが起こっていることを聞きました

その際にもしかしたらSP2が出ているのでそれを適用すると直るかも・・・という話がでたので試してみました

ビンゴです。SP2を適用したら正常にApp-Vのコンソールが起動しました。

WS000040

ということで、 MDOP 2010 Refreshを使用してApp-VをR2に導入する際には、必ずApp-Vの最新のサービスパックを適用しましょう!

App-V検証~その4 Office 2010 をシーケンス処理する

今回 MDOP 2010 Refresh がMSDNで提供されていたこともあり、Windows Server 2008 R2 に新たに環境を作成しなおしました。

App-Vに関してはサーバーはバージョンアップはされていないので以前と同様の設定で問題なし。クライアント及びシーケンサーがApp-V 4.6となっています。これでやっとOffice 2010 RTMが正式サポートされました(64Bit版のOSに対しても)

ということで今回 Windows7(32bit) に対して Office2010 を配信してみました。

この Office 2010 ですがシーケンス処理を行う際に必要なツールがあります。Microsoft Office 2010 Deployment Kit for App-V になります。これはApp-V向けの展開ツールになります。

  • Office 2010 を App-V で利用可能にするソフトウェア
  • イメージの作成及び、利用時に必要
    • Office のシーケンス時に利用
    • イメージを展開するクライアントに事前インストールし利用
  • Office 2010 のライセンス認証に必要なクライアント環境を準備
  • Office 2010 のアプリケーション連携機能を利用可能にするコンポーネントを展開

今回、Microsoft Office 2010 Deployment Kit for App-V のRTMがあったのでそれを使用しました(ただし英語)。インストールしてみて判ったのですが、特に設定画面などはないので英語でも問題ないかな?

まずはWindows7のクライアントをHyper-V上に用意して、最新状態にします。その Windows7にMicrosoft Office 2010 Deployment Kit for App-Vをインストールします。

そしてApp-V4.6のシーケンサーをインストール。

WS000000

次にOffice 2007と同様にMSPファイルの作成です。

まずはOffice 2010のVL(ボリュームライセンスでないとApp-Vでの配信はできても認証ができません)をCDドライブに挿入してコマンドプロンプトを起動します。

ここで既定のインストール先を変更します。注意しなくてはいけないのが、あらかじめQドライブを作成しておき、そこに対してインストール作業を行うこと。更にインストールフォルダ名は8文字以下にすることです。私はOff2010にしました。

機能のインストール設定を行います。Access、Excel、Outlook、PowerPoint、Word、Office共有機能は全て「マイコンピューターから実行」にしておきます。Officeツールに関しては「Microsoft Office Document Imaging」は「インストールしない」で、そのほかは「マイコンピューターから実行」にしておきます。

これで保存をしてMSPファイルを作成します。

次にこのMSPファイルを使用してセットアップ作業をシーケンス処理します。

Microsoft Application Virtualization Sequencerを起動し、ファイルから新しいパッケージの作成を行います。

パッケージ名にoff2010と入力し、次へ。

監視の開始をクリックし、Office 2010のCDを入れます。コマンドプロンプトよりmspファイルを使用したセットアップを行います。

例 setup.exe /adminfile “c:off2010.msp”

インストールが終了したら監視の停止をクリックし、アプリケーションの構成画面で必要なものだけを残す

ここでosdファイル名を変更する。既定では、OSD ファイル名が空白文字や複数のピリオドなどが含まれたファイル名になっているため、不必要な文字を削除した短いファイル名に変更します。これを各OSDファイルで行わないとショートカットがこのままの名前になるので悲しい結果が訪れます。

アプリケーションの起動ではOutlook以外を起動します。たとえば、Accessを起動し、その後F1を押してヘルプを表示させます。そしてそれらを閉じる。この操作を各アプリケーションに行います。

ここは変更しないにしておきます

これでシーケンス処理は完了なのですが、少々調整が必要

[仮想レジストリ] タブをクリックして、User/%SFT_SID%/Software/Microsoft/Office/Common/UserInfo を右クリックし、[キー]-[削除]をクリックしてシーケンス作業時のユーザー情報を削除します。この作業により、アプリケーションを配信した際に、クライアントPCにログインしているユーザーの情報が反映されます。

[展開]タブでプロトコルをRTSPにして、ホスト名を入力します。その際に考慮しなくてはいけない問題があります。それは通常サーバーのcontentフォルダに対してシーケンスしたパッケージをいれますが、Office2010を複数のOSで使用するには、OS毎にパッケージを作成する必要があります。ということはフォルダ分けをしないととんでもないことになります。ですので、今回はoff2010をいうフォルダを作成することにし、パスにoff2010を入力しました。

[OSD]タブを開き[SOFTPKG]-[IMPLEMENTATION]-[VIRTUALENV]を開きます。TERMINATECHILDRENをTUREに変更します。  これは、Office2007は終了してもタスクが残るので、終了時に強制的にタスクを終了させる設定です。

[VIRTUALENV]を右クリック>要素>追加>POLICIESを選択します

[POLICIES]を右クリック>要素>追加>LOCAL_INTERACTION_ALLOWEDを選択します

LOCAL_INTERACTION_ALLOWEDを選択し、右ペインの要素テキストにTUREと入力します。OfficeはOLEやIMEとの連携を行うので、そのための設定です。

この操作を各アプリケーション毎に行う必要があります。

Office2010が設定するファイルの関連づけ情報には日本語が使用されています。このような場合、正しくクライアントPCにアプリケーションが配信されません。この問題に対処するために、作成されたOSDファイルの文字コードをUnicode に変更します。

以上でシーケンス処理が終了になります。後はサーバーに登録し、クライアント側で起動するだけですね。

クライアント側では、App-V クライアントをインストールし、Microsoft Office 2010 Deployment Kit for App-V をインストールします。

初回起動時にプロダクトキーを入力します。

認証がうまく行けば以後は聞いてきません。

そして左がApp-Vで配信されたOffice2010、右がRemoteAppのOffice2007です。

これがはたしてベストの設定なのかはわかりませんが、Office2007の時の設定を参考にして行いました。とりあえず、無事動いています。