Server」カテゴリーアーカイブ

ドメインにログオンできないときの対処方法に関して

ドメインにログオンできないというトラブルはよく起こりますが、システム的な原因として次の2つが考えられます。

  • DNSの名前解決によるもの
  • セキュアチャネルの破損によるもの

他にもさまざまな原因がありますが、今回はこの2つに着目して考えてみます。

 

DNSの名前解決によるもの

そもそも、クライアント(ここでいうクライアントはメンバーサーバーも含みます)はどのようにドメインにログオンしているのか?

ログオンプロセス

  1. クライアントはドメインにログオンする際、DNSにドメインコントローラー(DC)は誰なのかを問い合わせます。
  2. その後、そのDCのアドレスを再度問い合わせて、DCにログオン要求を投げます。
  3. DCは認証プロセスを行い、GCに対してユーザーのユニバーサルグループメンバーシップ情報を要求します。
  4. 無事、認証プロセスが終了したのちドメインへのログオンが完了します。

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CPUのリソースコントロール に関して

Hyper-Vの設定にはCPUに関するものがあります。

そこでCPUのリソースコントロールに関して備忘録としてまとめておきます。

■仮想マシンの予約

仮想マシンが確保するプロセッサの割合を0から100%で予約できる。例えば、100%にセットした場合、100%(全システムリソースに対する割合としては50%)を消費することになる。ただし、予約されたリソースは、使用時のみ確保される。また、既定の0の場合は、CPUの負荷に合わせてシステムリソースは可変する。CPUが割り当てられないわけではない。

■仮想マシンの限度

仮想マシンが使用するプロセッサの割合を上限値で設定する。例えば、仮想マシンBの限度を40%にセットした場合、プロセッサにいくらアイドルタイムがあっても、仮想マシンBが、40%(全システムリソースに対する割合としては20%)以上を使用することはない。

■相対的な重み

プロセッサが飽和状態の場合、仮想マシン間でのプロセッサの使用率の割合を決定する。相対的な重みは、1から10000までの値が指定できる。既定の仮想マシンの相対的な重みは100である。例えば、仮想マシンAの重みを200、仮想マシンBの重みを300、仮想マシンCの重みを500にすると、仮想マシンA・B・Cは2:3:5の比率でプロセッサを占有する。

ただし、仮想マシンA・B・Cに100・100・800と設定した場合、1:1:8にはならない。これは1つの仮想マシンが使用できる全システムリソース対する割合は50%に制限されるためである。100・100・800と設定した場合は25%・25%・50%の割合でプロセッサを占有する。

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Windows Server バックアップ に関して~その6~

Windows Server バックアップの復元に関してまとめておきます。

■ディザスタリカバリー

ディザスタリカバリーとは、サーバーの状態をすべて回復することになります。たとえば、HW障害などでHDDがクラッシュしてしまい、バックアップから復元を行うなどが考えられます。

その際の手順としては、メディアDVDなどからWinREを起動し、「システムイメージの回復」を選択します。

この際にバックアップ先が専用HDDならば、HDDを復元先PCに接続しておくことによって自動的に復元するデータを認識します。しかし、ネットワーク越しに保存してある場合は、そのネットワークのサーバーに接続しなくてはいけません。

その際、DHCPからIPアドレスを取得するか、静的にネットワークアドレスを設定する必要があります。

静的にネットワークアドレスを設定する際には、タイミングが重要です。「コンピューターイメージの最適用」の画面で「ネットワーク上のシステムイメージを検索する」をクリックするとネットワークドライバが読み込まれます。これでネットワークの準備ができました。このタイミングでShift+F10をクリックしてコマンドプロンプトを出すか、システム回復オプション画面よりコマンドプロンプトを選択します。

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EFSの動作に関して

さて、時間ができたのでEFSの動作に関してまとめておきます。

そもそも、EFSとはファイル暗号化システムの略で、ファイルを暗号化するための仕組みになります。暗号化を行うためには、証明書が必要になります。企業で使用する場合はCA(証明機関)を作成してEFS証明書をクライアントユーザーに配布するというのが推奨の方法になります。

今回、検証環境を用意してテストしてみました。

efs

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設定画面から確認するHyper-V3.0

Windows Server Developer Preview がMSDNから提供されています。さっそく導入してみました。

そこで Hyper-V3.0 が Hyper-V2.0 からどのように変化しているのか設定画面から確認してみたいと思います。

(あくまでも Developer Preview なのでこの状態で製品として提供されるとは限りません)

WS000023

 

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Windows Developer Preview の情報

とうとうWindows Developer Preview が登場しました。次期Windows が実環境で検証できます。

Windows Developer Preview downloads

こちらからWindows8がダウンロードできます。

またServer製品であるWindows Server 8 に関してはMSDNで提供しています。

さて、ISOの大きさが4.8GのものもありDVDはDLでないと焼けないものがありましたのでUSBに入れてみました。

ダメもとでやってみてのですが、Windows 7 USB/DVD Download Tool でうまくいきました。

インストール自体はウィザードに従っていけば問題なくできると思われます。

WS000000

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P2V でゴーストNICはエラーになる

これも備忘録として記録しておきます。

SCVMMでP2Vを行う際に、ゴーストNICがあると79%でエラーになるそうです。

A System Center Virtual Machine Manager 2008 P2V fails at 79% with Error 551

ゴーストNICを削除するには・・・

ネットワーク アダプターに IP アドレスを設定する際のエラー メッセージ

Microsoft Fix it 50609があるので楽ですね。

実際にこのような状況になったらはまりそうだな~